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童話(@tatanai_douwa)の詳細です

センター現代文必敗法

もうすぐセンター試験ですね。受験生の皆さんは、弛まず努力した時間をマークシートにぶつけるだけなので、この記事を読む必要はありません。大人の皆さん。センター試験の思い出を受験生に語るのだけはやめましょう。SNSで自伝をこれみよがしにアップするの…

論理的な文章とは

論理的、という言葉を、皆さんはどういった文脈で見かけて、どういった意味で使い、どのような状態だと捉えているだろうか。あるいは、どのような文章を読むと論理的だと感じるだろうか。また、論理的でない文章とは何だろうか。 いくつも問いを畳みかけてし…

不倫事件のときのTwitter雑感

ダイニングから母親の声がして、そういえば夕餉の時間だったと席に急ぐ。冷めると怒るからだ。父親はもう席に着いているはずなので、僕が行けば食卓が始まる。ダイニングに到着すると、何と母親と父親が喧嘩をしている。夕飯は半分くらいなくなっていて、隣…

『姉にバレないようにこっそり姉の彼氏とキスしたらいつの間にかエスカレートしちゃった妹www』における姉

キッチンに立つと、ユカはたちまち楽しくなる。リズムよく動く包丁は、まるで自分の手を離れているかのように軽やかで、自分もその包丁になりたいと思うほどに愉快げだった。しばしば会話も聞こえないくらい料理に夢中になる。最近ハマっているスペイン料理…

肺炎になった

何とも情けないことに、風邪をこじらせて軽い肺炎になった。年の瀬からずっと体調が良くなかった上に、特に回復に向けた努力をせずに好き勝手過ごしていたら、案の定である。己の甘さ、怠惰さも原因の一端(あるいは大部分)なのだが、それよりも問題なのが…

最近使った比喩表現

レトリック(修辞表現)の中でも、比喩は最もなじみ深いものだろう。伝えやすくする、あるいはイメージを強く持たせる際に、比喩は効果的である。古今東西の作家が比喩を磨き、遺してきた。また、比喩は作家だけのものではない。自分で文章を書いたことのあ…

元旦、あるいは元日(連作)

元旦、あるいは元日 元旦の夜にコタツを囲ん、はい、元旦は朝、はい、元日、はい 奥の歯にくっつキストの一面を覗かせちゃっていますよね餅 平日が「発車します」とコールして休日達が駆け込んだ、バカ 20年ピザだけ運んだ俺だから分かる アイツら食われたく…

ラブホテル論理学

「論理」という言葉がえらく高尚に感じられるのは、何故なのだろう。その思いがずっと頭を支配していた。論理的であることのハードルは不当に高く見えてしまう。論理的に振る舞う人は敬遠され、気難しいと誤解される。しかし、論理学と格闘すればするほど、…

2016

日本語について考える、という目的で始めたブログも、年を越すことになりました。何より継続していきたいと思います。あけましておめでとう。 元日なので、これからこのブログでやっていきたいことをつらつらと書いていきます。久しぶりに「ですます体」で書…

「棒に振る」の意味が分かりますか

ダニえルさん(@danigorou)という方がいる。何年もTwitterで相互フォローで、二度ほどお会いして話したのだが、言語に対して鋭い感性を持っている人だとつくづく思う。今回の記事は、彼の何気ないツイートから掘り下げる内容になっているので、まずは彼のツ…

「ゆるやかな嫌煙」に対する喫煙者からのアンサー

友人にあかごひねひね(@akagohinehine)という人物がいる。彼とは何度か食事をともにし、会話を楽しんだ。Twitterアカウントの立ち位置や境遇、普段考えていることなどが似通っていて、距離を縮めるに至った。 そんな彼がこのたび「ゆるやかな嫌煙」という…

掛け声化した言葉

相槌に成り下がった言葉という記事を書いた直後、運命的なエッセイに出会った。同じような感情を、自分より遥かに明晰な文章で綴られたそれは、著者の名前を「野矢茂樹」という。僕が敬愛する哲学者だ。エッセイ集『哲学な日々 考えさせない時代に抗して』よ…

相槌に成り下がった言葉

恋についての様々を会話している男女。お互いの価値観を摺り寄せながら徐々に距離を縮めていくその様は、何とも微笑ましい。この間もカフェでカップルが第三者の恋愛模様について語っていた。その中で、男性が何気なく使った言葉に、何ともいえない違和感を…

煙草にまつわるエトセトラ

喫煙者は、どこか雰囲気に恋しているところがある。もちろん単にニコチンとタールに依存している側面は否定しないが、それだけではないのもまた事実なのだ。紫煙を燻らす刹那、化学物質ではない何かに癒され、楽しんでいる。そのひとつに、言葉がある。 煙草…

傘をさす

クリスマスも近づいた頃、思い出したかのような雨が降った。無粋な表情をする空を拒絶する意思を、傘をさすことで表明する。濡れたら困るのは、濡れたら生きづらいからだろう。そう考えると、傘をさすことも「生きる」ことの一環なのかもしれない。 新宿にて…

少し田舎

少し田舎、という雑な言葉が許されるなら、そう表現したい町がある。僕の地元だ。巨大なビルとうるさいネオンが支配する都会からは、電車で三十分。商店街がシャッターの色を隠さない程度にはさびれているが、子どもの色鮮やかな声はまだ聞こえる。図書館と…

読書感想文雑感

小学生時分、読書感想文だけが8月の34日まで白紙だった。単に面倒だったこともあるが、そもそも「感想」という言葉の意味が理解できなかった。「感想文」なら「読んでいるときにお母さんから服を脱ぎっぱなしにしていることを怒られてムカついた」とか「…

優遇されすぎな言葉たち

夏の晴れた日。せっせと仕事をした後に、同僚とこんな言葉を交わした人は多いだろう。 「焼肉でビールいっちゃうか」 焼肉でビール。魅惑的な言葉である。誰しもがジューシーな牛肉と、罪深く泡立った琥珀色の液体を想像する。喚起されたその光景は、聴覚だ…

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オカマとの対談ブログ(http://dimdouwa.hatenablog.com/)を始めて、早くも一週間が経過した。試行錯誤の段階ではあるが、ある程度の方向性が見えてきたと自負している。しかし、ひとつ問題点が。オカマのLINEの返信が、少し遅いのだ。それには「オカマは忙…