2016-01-01から1年間の記事一覧
もうすぐセンター試験ですね。受験生の皆さんは、弛まず努力した時間をマークシートにぶつけるだけなので、この記事を読む必要はありません。大人の皆さん。センター試験の思い出を受験生に語るのだけはやめましょう。SNSで自伝をこれみよがしにアップするの…
論理的、という言葉を、皆さんはどういった文脈で見かけて、どういった意味で使い、どのような状態だと捉えているだろうか。あるいは、どのような文章を読むと論理的だと感じるだろうか。また、論理的でない文章とは何だろうか。 いくつも問いを畳みかけてし…
ダイニングから母親の声がして、そういえば夕餉の時間だったと席に急ぐ。冷めると怒るからだ。父親はもう席に着いているはずなので、僕が行けば食卓が始まる。ダイニングに到着すると、何と母親と父親が喧嘩をしている。夕飯は半分くらいなくなっていて、隣…
キッチンに立つと、ユカはたちまち楽しくなる。リズムよく動く包丁は、まるで自分の手を離れているかのように軽やかで、自分もその包丁になりたいと思うほどに愉快げだった。しばしば会話も聞こえないくらい料理に夢中になる。最近ハマっているスペイン料理…
何とも情けないことに、風邪をこじらせて軽い肺炎になった。年の瀬からずっと体調が良くなかった上に、特に回復に向けた努力をせずに好き勝手過ごしていたら、案の定である。己の甘さ、怠惰さも原因の一端(あるいは大部分)なのだが、それよりも問題なのが…
レトリック(修辞表現)の中でも、比喩は最もなじみ深いものだろう。伝えやすくする、あるいはイメージを強く持たせる際に、比喩は効果的である。古今東西の作家が比喩を磨き、遺してきた。また、比喩は作家だけのものではない。自分で文章を書いたことのあ…
元旦、あるいは元日 元旦の夜にコタツを囲ん、はい、元旦は朝、はい、元日、はい 奥の歯にくっつキストの一面を覗かせちゃっていますよね餅 平日が「発車します」とコールして休日達が駆け込んだ、バカ 20年ピザだけ運んだ俺だから分かる アイツら食われたく…
「論理」という言葉がえらく高尚に感じられるのは、何故なのだろう。その思いがずっと頭を支配していた。論理的であることのハードルは不当に高く見えてしまう。論理的に振る舞う人は敬遠され、気難しいと誤解される。しかし、論理学と格闘すればするほど、…
日本語について考える、という目的で始めたブログも、年を越すことになりました。何より継続していきたいと思います。あけましておめでとう。 元日なので、これからこのブログでやっていきたいことをつらつらと書いていきます。久しぶりに「ですます体」で書…