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新宿、昼4時間、3000円

居酒屋で缶ビールが出てきたらどう思うだろう。ビール党の人は目を真っ赤にして怒るはずだ。ビール党でなくても少しげんなりする。それほど生のジョッキが持つ魅力は凄いし、缶ビールはどうしたって味も雰囲気も劣る家庭酒という印象が強い。 しかしどうだろ…

反義語発見ゲーム「喫茶店」

絶対に彼女なんて作らないと宣っていた友人が恋人とのツーショットをTwitterにアップしたとき、周りの人は口々に「矛盾しているぞ!」と文句を言った。その気持ちは分かる。しかし、その発言に大きな違和感を抱いた。 厳密にいえば、それは矛盾ではない。矛…

一夜明けて

火事という文字を見たときに、人は即座に「すべてを失うかもしれない」という想像を働かせる。それほどまでに火事の恐ろしさは沁みついている。浸透度は戦争の比ではない。僕も例外ではなかった。いろいろ投げだして駆けつけたのだった。 新宿ゴールデン街。…

本音

先日、中学校の同級生と飲んだ。お互いにとって初めてのサシ飲みだった。会を持ちかけたのは僕である。1か月前に開催された同窓会で8年ぶりに再会した際にあまり話せなかったのを悔やんでいた。彼が近く海外へと発ってしまうこともあり、その前に話してお…

大人気保育士のインタビューがとにかく怖かった理由

大人気保育士ツイッタラーがこんなインタビューを受けていました。 wotopi.jp 僕は子供を持つ親でもないし、保育士でもないので、この議論についての強い意見は持っていません。しかし、この記事を読んで湧き上がってきた感情には明確な理由があります。今回…

注釈文の多い料理店

若やかな*1アトモスフィア*2が漂うちょうど笑い飯の鳥人に出てくるような紳士*3がふたり、多摩を三倍に希釈した感*4が伺える街の、さらに人気がない索漠*5とした林地を、こんなこと*6を言いながら歩いていました。 しばらくすると、工藤新一の自宅のような洋…

福岡と腹痛

コナンのOPメドレーを聴きながら新幹線に揺られること5時間ちょい。見慣れたコインロッカーが出迎えてくれる博多駅にて、3泊4日の福岡旅行がスタートしました。夜にオカマと合流、カラオケを改装して居酒屋にした強引な一次会会場へ。参加者のほとんどが遅刻…

最近のこと

渋谷センター街でバイトをしたら左足首の捻挫が酷くなり、完全に肉離れの様相を呈してきた。肉離れの様相を呈すとは思わなかったので混乱しています。一説によると人は死ぬと生き返らないそうです。一瞬を生きる風になりたい。 上述した通り、僕はバイトを3…

東武東上線とロベルト

東武東上線はゴミ。 珍しく夕方まで埼玉県にいた僕は、夜ご飯を食べに神保町まで出かけようとしていました。東武粗大ゴミ線で池袋まで行き、老人と地蔵の街巣鴨まで山手線、そこからさらに都営三田線(”都営”って見るたびに思うんだけど本当に東京都が運営し…

エアバッグの論理パズル

今でこそすべての車両に取り付けられているエアバッグだが、以前はトリガーのコストがかかりすぎたため、高級車にしか設置されていなかった。そんな中、エアバッグとは無関係のとある会社が、自社のとある製品を応用すれば安価でエアバッグを製作できること…

計画は立てて予定は組む

目標があるときに、細かく計画を立て、なおかつそれをきちんと実行する人を尊敬する。僕は、昔は計画フェチで、立てただけで満足するような、典型的な「勉強のできない子」だった。今はそれが無駄な行為であることに気づき、計画を言葉にするような真似をや…

ルーマニア女子大生殺害事件とTwitter

誰かのツイートを契機にして、数時間にわたるネットサーフィンが始まる。週に一回くらいはそんな体験をするが、今回は思わぬ知見を得た。 Rumania Montevideoというアーティストがいた。いくつかアルバムを出して、突然活動を休止した。1999年に世に出したデ…

一石四鳥の最強ツール「少納言」について

言葉というのは有限である。造語という例外を除けば、自分たちが使用できる単語や表現は、すべて既存のものだ。自分が書きたいことにそぐう言葉を「既存の言葉たち」から、見つけ続ける。その作業こそが、文章執筆なのだ。 既存の言葉は、使用された過去が膨…

心肺

次の文章を読んで、以下の問いに答えなさい。 窮屈だ。周りを見渡すと、同じような見た目をした奴らがひしめきあっている。 「ねえ、ここのカフェさ、本当に人気なのかな。コーヒーそんなに美味しくないけど」 沙希は憮然としている。退屈そうにストローをい…

70セントの煙草を巡る問題

アメリカの煙草店で70セントの煙草を10ドル札で買った。日本でなら、引き算をして「9ドル30セント」のお釣りを渡すだろう。しかし外国では普通引き算をせずに「10ドル札に対しては10ドルのものを渡す」というふうに考える。まず70セントの煙草を渡し、次に10…

文章を縦に組み立てるときの留意点

友人のオカマが常々「文章をまとめる能力が無い」と漏らしていた。偶然にも別の女性からも同じ愚痴を聞いた。二人の話を要約するに、どうやら結論という到達点に辿りつくまでに、様々な形で脱線してしまうという。よく言えば「気が利く」のだ。あれもこれも…

あのツイートの作り方

言葉について考えるブログなので、たまには人気ツイートの分析なんていうものもやってみようかと思った次第です。でも、個人的な感情があまり表に出ないように努めることで精いっぱいな気がします。無断転載も外部リンクもしないので伝わるかどうか不安です…

推敲の一歩目

「童話さんはどうやって自分の文章を推敲しているのか」と尋ねられたことがある。そのときの返事は覚えていないのだが、おそらく「あんまりしていないです」に類するような、何とも気の抜けた回答だったように思う。というのも、本当にあまりしていないのだ…

「頭髪を乾かすためにお使いください」という注意書き

何気ない文面にも、その背景を汲み取って、あれこれ考えてしまうときがある。特に注意書きの威力は凄い。様々な思いを感じる。以前沖縄の安いドミトリーに泊まったとき、エレベーター内に英語で「ジャンプするな!」と書かれていて笑ったのを今でも思い出す…

新しい世界

「言語は事実を表現するものではなく、事実に対する見え方を表現するもの」という金言がある。認知言語学と呼ばれる諸分野で、20世紀後半から現れた考え方だ。この根元は新しいレトリック観に通じている。このブログでもレトリックは表現技法ではなく認識そ…

「つまずいた数だけ大人になれる」は今後一生使うな

名言、と呼ばれる言葉がある。偉大な哲学者や第一線で活躍するスポーツ選手、はたまた人気の俳優など、影響力のある人間が言った「名言」は、多くの人の心を揺さぶってきた。ためしに名言botのフォロワー数を見てみると、軒並み10万超えである。いかに大衆が…

レトリックの展望を夢見る

認知言語学という学問がある。このブログで触れたかどうか忘れたが、簡単に説明すると、人間の「ものの捉え方」から言語を解明する学問だ。発展途上の領域なので、今でも続々と論文が登場しては、議論が活発に起こっている。このブログでもいずれ、その最前…

ちょっとウザいバイトの先輩文体

自分でも思う。いや、文体変わりすぎて気持ち悪い。ツイートとか対談ブログの編集後記とか、こう、あんまり人に読ませる気がないような、自慰行為かセックスかで言えば完全に同時三点攻めの文体だけど、ひとたび「論理的な文章とは」なんてものにとりかかっ…

松岡修造ユーモアに抱く違和感

極度の寒暖が見られたとき、必ずと言っていいほど流れてくるのが「松岡修造が今どこにいるのか」というユーモアだ。これが、文字通り寒気がするほどつまらない。その理由について分析してみようと思う。 ユーモアには二種類ある。いわゆる「常識」から逸脱す…

「収納して楽しむ」読書観

自分ではぼんやりと「吸収するように読んでいる」と思っていた。読書観の話だ。かなりの速読ではあるが、読み終わった後にはメモが残るし、自分の中に蓄積されている感覚もある。しかし、こんな記事を読んで、少し思うところがあった。 hyohyosya.hatenablog…

友人の書いた小説で勝手に問題を作る(作者の解説編)

問題編→友人の書いた小説で勝手に問題を作る(問題編) - 詳細は先程 童話の解答編→友人の書いた小説で勝手に問題を作る(童話の深読み解答編) - 詳細は先程 はじめまして。 未だ工事といいます。 前前回の記事で僕の拙い話を読んでくださった方、ありがと…

友人の書いた小説で勝手に問題を作る(童話の深読み解答編)

作者の気持ちを答えなさい、という問題が死ぬほど苦手だった。だってわからないじゃん、作者の気持ち。作者からのメッセージを受け取って自分の感想を言うならできるけど。作者の気持ちなんてどこまでいっても推測だから、納得いかない。「解答解説」なんて…

友人の書いた小説で勝手に問題を作る(問題編)

次の文章は、未だ工事(@imada_kouji)の小説『ピーチジョン』の全文である。これを読んで、あとの問い(1~3)に答えよ。 空間転移装置の事故でキメラが誕生する話を聞いたことがあるだろうか。装置に猫が紛れ込み、猫人間になってしまった少女のドタバタコ…

機能的固着の論理パズル

<例題1> 窓も何もない、四方が壁の部屋にあなたはいる。床には「ろうそく1本、箱に入ったたくさんの画鋲、一度しか着火できないライター」の3つのみ落ちている。 さて、この部屋には明かりがない。どのように解決するか。 認知心理学のテキストには「機能…